れい
まねをして文章を書くことはいいことですよね。
お話を書くときに知っているお話をまねて書くというのはとてもよい方法です。
「みくのふしぎなピアノ」では、「名前を見てちょうだい」や「桃太郎」や「3匹のこぶた」のようによく似たことが3回繰り返される話をもとに考えました。
でも、よく似たことが3回繰り返す話を思いつきなさいと言ってもなかなかすぐに思いつかない人も多いと思います。
そこで、この「よみもの」を書いている鴫田が考え、子どもたちに伝えた話を紹介してみます。
☆ ☆
さっちゃんは、山の上に住んでいます。ある日、ボールで遊んでいると、ボールが坂道を転がっていきました。
山の途中の木のところでボールが止まりました。そこにいたりすに「ボールを投げてよ」と頼みました。すると、リスは、尻尾でボールを打って返してくれました。でも、さっちゃんの頭を飛び越えて、ボールがまた坂を転がっていきました。
牧場に出て、そこでボールは止まりました。そこにいた馬に「ボールを投げてよ」と頼みました。すると、馬は、後ろ足でけって返してくれました。また、さっちゃんの頭を飛び越えて、ボールが坂を転がっていきました。
今度は、海に出ました。そこには、鯨がいました。「ボールを投げてよ」と頼みました。すると、鯨は「ああ、いいよ」と言うと、さっちゃんにボールを持って背中に乗るようにいいました。そして、潮を吹きました。
さっちゃんは、潮に乗って、ボールと一緒に、山の上の自分の家の前に帰ることができました。めでたし、めでたし。
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