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物語の書き方を知りたいです。
昨日まで6回にわたり連載した「みくのふしぎなピアノ」は、おもしろかったでしょうか?
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「柳原茉美佳」という作家をはじめて知った人も多いと思います。
実は、彼女は、作家ではありません。
今は、30才を少し越えたぐらいの年齢で、最近、可愛い赤ちゃんが生まれた普通の女性です。
あの作品を書いたとき、彼女は小学校2年生でした。
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国語の時間に書いたもので、ある地方都市の作文集に載った作品です。
少し前から小学校の学習の内容が変わり、国語の学習で、低学年では、「簡単な物語をつくるなど、 感じたことや想像したことを書く活動」をすることになっています。
中学年では、「詩や物語をつくるなど,感じたことや想像したことを書く活動」 、高学年ではでは、「短歌や俳句をつくるなど,感じたことや想像したことを書く活動」をすることになっています。
書き方さえわかれば、物語を書くことは、それほど難しいことではありません。
今回から数回、物語の書き方について書きます。
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柳原さんの使っていた2年生の教科書には「あまんきみこ」さんの「名前を見てちょうだい」という物語が載っていました。
そのお話は、お母さんからぼうしに名前を刺繍してもらった「えっちゃん」のお話です。
風でぼうしが、きつねや牛のいる場所に次々に飛ばされていきます。
なぜか、それぞれの場所でぼうしの名前が、ぼうしをもっている人物の名前にかわってしまいます。
その度にえっちゃんは、「名前を見てちょうだい」と言います。
その言葉をいうと風でまたぼうしが飛ばされます。
3回めにぼうしをひろった大男は、その後……。
このように、このお話は、3回同じようなことが繰り返されるお話です。
「みくのふしぎなピアノ」は、あまんさんの作品を読んで、「出来事が3回繰り返されるお話を書こう」と伝えて書き始めた作品です。
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