かず
月に兎がいるというのはなぜですか?
♪うさぎ うさぎ 何見てはねる 十五夜お月さま 見てははねる♪
みなさんは、「うさぎ」という題のわらべ歌を歌ったことがあるでしょう。
昔から、月とうさぎは、切っても切れない関係があります。
月の影の模様がうさぎに見えることから、「月にはうさぎがいる」という言い伝えがあります。その理由として、次のようなお話があります。
☆ ☆
むかし、猿、狐、兎がなかよくくらしていました。
ある日、3匹はつかれきって倒れているおじいさんに出会いました。
3匹は、おじいさんを助けることにしました。
猿は、木の実を集め、狐は川から魚をとってきて、食べさせてあげました。
しかし、兎は、どうしても食べ物をさがしてくることができませんでした。
自分の力のなさを思い知った兎は、それでもなんとかおじいさんの役に立ちたいと考えて、猿と狐に火をおこすように頼みました。
そして「わたしを食べてください。」と言い残して、火の中にとびこみました。
その様子を見たおじいさんは、びっくりして、神様としての正体をあらわしました。
そして、兎を哀れんで、「月の中に兎の姿を永遠に残してやろう。」と月に兎の姿を残すことにしました。
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