かず
醤油は、刺身に合いますね。
調味料について書いています。
今回は、「調味料のさしすせそ」の「せ」である「醤油」です。
醤油は、正油と書いたこともあったために「せ」の字が当てられました。
醤油を「し」にしてしまうと、「塩」と「醤油」の2つが「し」になってしまうことも関係しているみたいです。
醤油の原材料は、大豆と小麦と種麹と塩です。
まず、蒸した「大豆」から余分な脂分を取り除いて「脱脂加工大豆」を作ります。
次に、「脱脂加工大豆」に、同じ量の炒った「小麦」を混ぜます。
そこに、「種麹」を混ぜて、「麹」を作ります。
「麹」に「食塩水」を混ぜると、「諸味」ができます。
「諸味」を大きな樽やタンクに入れて、何回もかき混ぜます。
それを、半年から1、2年ぐらい置いておきます。
その間に、「発酵」が起こり、醤油の色や香りができあがります。
醤油には、名前や味、風味などの違う醤油が、数種類あります。
代表的な醤油に、濃口醤油と薄口醤油があり、色が違います。
日本の多くの地方では、濃口醤油を使うことが多いです。
関西地方では、薄口醤油を使うこともあります。
ですから、京都や大阪などの関西地方に住む人が、東京のうどんを食べると、汁の色の違いにびっくりすることがあるそうです。
でも、塩分が多いのは、濃口醤油ではなく、薄口醤油の方です。
お寿司や刺身に使われることの多い「刺身醤油」は、「醤油」に昆布だしや鰹だしなどを加えて作ったものです。
原材料に、大豆と小麦と種麹と塩以外のものを加えたものは、「醤油」とは言えません。
ですから、「刺身醤油」は、「醤油」ではなく、「醤油加工品」になります。
他の調味料については、次のページを見てください。
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