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塩は、塩辛いですよね。
調味料について書いています。
今回は、「調味料のさしすせそ」のうち、「し」である「塩」です。
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塩は、人が生きていく上で、なくてはならないものです。
あまりとりすぎるのもよくありませんが、塩がないと死んでしまいます。
塩の作り方は、いくつかあります。
1つめは、海水に太陽の光を当てて、塩分の多い海水を作り、それを煮詰めて作る方法です。
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日本では、昔から、この方法で作ってきました。
もう少し詳しく説明します。
まず、海水を集め、太陽の光で、水を少しずつ蒸発させます。
この塩分の多い海水のことを、「かん水」といい、海水をかん水にする場所のことを「塩田」といいます。
この後、かん水を、熱して、煮詰めて塩を作ります。
2つめは、海水に太陽の光を当てて、水を蒸発させて作る方法です。
メキシコやオーストラリアなど行われる方法です。
海水に太陽の光を長い時間当て続けて、水分を蒸発させて、塩を作ります。
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このような場所を、「天日塩田」といい、このようにして塩を作る方法を「天日製塩法」といいます。
日本のように、すぐ雨の降るところでは、この方法は使えません。
砂漠の広がるような、雨の降らない暑い国の塩の作り方です。
3つめは、岩塩から作る方法です。
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海水が、陸上に閉じ込められ、長い長い年月の間に、水分がなくなり、岩のような塩のかたまりになります。
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このようにしてできた「岩塩」を掘り出して、塩にします。
アメリカやヨーロッパの国には、たくさんの岩塩があります。
このような国々では、この方法で塩を作っています。
これ以外にも塩の作り方はいろいろあります。
塩には、食物を傷みにくくする性質があります。
今のように冷蔵庫や冷凍庫がない昔は、食物に塩を混ぜることで、長期保存してきました。
他の調味料については、次のページを見てください。
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