兎（うさぎ）

人々ひとびとが好すきな動物どうぶつの１ひとつに兎うさぎがあります。

愛あいらしい姿すがたを可か愛わいいと思おもう人ひとも多おおく、最近さいきんは、ペットとして飼かう人ひとも増ふえています。

兎うさぎは、大おおきな耳みみをもっています。

兎うさぎは、音おとや風かぜのする方ほうに耳みみの正しょう面めんが向むくように、耳みみを動うごかすことができます。

兎うさぎは、とてもおくびょうです。

野や生せいに住すむ兎うさぎは、他ほかの動物どうぶつに食たべられることも多おおいので、絶たえずまわりを警戒けいかいしています。

兎うさぎは、犬いぬや猫ねこと違ちがって、肉食にくしょく動物どうぶつではなく、草食そうしょく動物どうぶつです。

草くさや木きの実み、木きの皮かわ、果か実じつなどを食たべます。兎うさぎの中には、昆こん虫ちゅうを食たべるものもいます。

兎うさぎが人参にんじんなどを食たべる姿すがたを思おもいうかべる人ひとも多おおいかもしれませんが、人参にんじんなどの野や菜さいは、糖分とうぶんが多おおいので、野や生せいの兎うさぎは、あまり食たべません。

前足まえあしよりも後うしろ足あしの方ほうが長ながいので、跳とびながら走はしるのに適てきしています。

時じ速そく60キロから8キロメートルで走はしることができます。

野や生せいに住すむ兎うさぎの天敵てんてきは、ヘビ、キツネ、カラスなどの動物どうぶつです。

声こえを出だすための声帯せいたいをもっていませんので、ほとんど鳴なくことはありません。

代かわりに、後うしろ足あしを地じ面めんに強つよく打うち付つけて音おとを出だし、天敵てんてきが近ちかづいたことを仲なか間まの兎うさぎに知しらせることがあります。

兎うさぎの前まえ歯ばは、ずっと伸のび続つづけます。

家いえでペットとして飼かう場ば合あいは、気きを付つけないと、家いえの中なかにある電でん気きコードをかじってしまうことがあります。