かず
蛇足は、古事成語のことわざのひとつです。
ことわざは、人々の知恵を言葉に表したもので、昔から多くの人によって伝えられてきたものです。
ことわざの中には、昔の出来事をもとに作られたものがあります。そのようなことわざのことを古事成語といいます。
「蛇足」も古事成語のひとつです。
意味は、「余計なもの。あるいは、不要な行動を付け加えることによってしくじること」です。
昔、中国で、えらい人から召使たちにお祝いの酒がふるまわれました。おいしそうなお酒なので、みんなで飲もうとしたのですが、お酒の量が少なかったので、蛇の絵を描く競争をして、勝った人がもらうことにしました。召使のひとりは、すぐに蛇の絵を描きあげたのですが、自分の腕前を自慢したくなって、蛇に足を付け加えました。二番めに書き終えた人が、その絵を見て、「蛇に足なんてないよ」と言いました。せっかく一番に書き上げたのに、必要のない足を描くことによってお酒を飲むことができませんでした。
このことから、余計なもの、あるいは、不要な行動を付け加えることによってしくじることを指して「蛇足」というようになりました。
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