れい
塞翁が馬ということわざがあります。
ことわざは、人々の知恵を言葉に表したもので、昔から多くの人によって伝えられてきたものです。
ことわざの中には、昔の出来事をもとに作られたものがあります。そのようなことわざのことを古事成語といいます。
「塞翁が馬」は、「人間万事が塞翁が馬」といわれることもある古事成語のことわざです。
意味は、「人間の運命は、何が幸運になるのか、不幸になるのか、簡単にはわからないということ」です。
昔、中国に占いの得意な老人が住んでいました。ある時、老人の飼っていた馬が逃げてしまいました。みんなは同情しますが、老人は、「これは幸運が訪れる前触れだよ。」と言いました。老人の言った通り、逃げた馬は立派な馬を連れて戻りました。みんなが喜んでいると、老人は、「これは不幸の兆しだ。」と言いました。実際、しばらくすると、老人の息子は、その馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。みんなが同情すると、老人は、「これは幸運の前触れだよ。」と言いました。老人のいう通り、老人の息子は、けがをしたので、戦争に行かなくてすみました。
このように、人生では、一見悪いことがよいことにつながり、逆によさそうなことがよくないことにつながっていくということがあります。
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