むかし、4ひきの小さなうさぎがいました。
その名前は、フロプシー、モプシー、コットンテール、ピーターでした。
うさぎたちは、お母さんうさぎといっしょに、とても大きなもみの木の根の下にある砂の家で、くらしていました。
ある朝、お母さんうさぎが言いました。
「さあ、わたしの可愛い子どもたち、あなたたちは、野原や小道に行ってきてもいいわよ。でも、マクレガーさんの庭には行かないようにしてね。あなたたちのお父さんは、そこで、事故にあったの。お父さんは、マクレガー婦人によって、パイの中に入れられたの。」
「さあ、走りまわってきてもいいわよ。でも、いたずらはしなようにしてね。わたしは、お出かけしますね。」
それから、お母さんうさぎは、バスケットと、かさをもって、パン屋さんに行きました。
お母さんうさぎは、茶色の長いパンを1つと、スグリ入りの丸パンを5つ買いました。
フロプシーとモプシーとコットンテールは、いい子でしたから、ブラックベリーを集めるために、小道をくだって行きました。
しかし、とてもいたずらっ子のピーターは、すぐさま、マクレガーさんの庭にかけつけました。そして、門の下から入りこみました。
初めに、ピーターは、レタスをいくつか食べました。次に、さやいんげんを食べました。
それから、ラディッシュを食べました。
すると、ピーターは、少し気分が悪くなってきました。そこで、パセリを探しに行くことにしました。
(つづく)(このブログの中にあるページ)
ピーターラビットにすすむ(このブログの中にあるページ)
The Tale of Peter Rabbit Beatrix Potter
Once upon a time there were four little Rabbits, and their names were― Flopsy, Mopsy, Cotton-tail, and Peter.
They lived with their Mother in a sand-bank, underneath the root of a very big fir tree.
Now, my dears,” said old Mrs. Rabbit one morning, “you may go into the fields or down the lane, but don’t go into Mr. McGregor’s garden: your Father had an accident there; he was put in a pie by Mrs. McGregor.”
“Now run along, and don’t get into mischief. I am going out.”
Then old Mrs. Rabbit took a basket and her umbrella, to the baker’s. She bought a loaf of brown bread and five currant buns.
Flopsy, Mopsy, and Cottontail, who were good little bunnies, went down the lane to gather blackberries;
But Peter, who was very naughty, ran straight away to Mr. McGregor’s garden and squeezed under the gate!
First he ate some lettuces and some French beans; and then he ate some radishes;
And then, feeling rather sick, he went to look for some parsley.
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