春分の日(しゅんぶんのひ）

　3月さんがつ21日にちは、国民こくみんの祝じゅく日じつの一ひとつである「春しゅん分ぶんの日ひ」です。

　2023年ねん（令れい和わ5年ごねん）は、21日にちですが、毎年同まいとしおなじ日ひではありません。

　その年としのなかで昼ひると夜よるの長ながさがほぼ等ひとしくなる日ひを、春はるは「春しゅん分ぶんの日ひ」、秋あきは「秋しゅう分ぶんの日ひ」と決きめています。

　このような方法ほうほうで、祝じゅく日じつを決きめるのは、世せ界かいでも珍めずらしいことです。

　国民こくみんの祝しゅく日じつに関かんする法律ほうりつによりますと、「春しゅん分ぶんの日ひ」は次つぎのように説明せつめいされています。

「自し然ぜんをたたえ、生物せいぶつをいつくしむ。」

　春しゅん分ぶんの日ひの頃ころは、だんだんと暖あたたかくなりますので、様々さまざまな生いき物ものの活動かつどうが活発かっぱつになります。

　冬ふゆの間あいだには、雪ゆきの下したや土つちの下したで静しずかに育そだっていた植物しょくぶつが芽めを出だし、花はなを咲さかせることがあります。

　花はなは咲さきませんが、新しん芽めが出る草花くさばなに、よもぎなどがあります。

　春はるに花はなを咲さかせる草花くさばなには、菜なの花はな、チューリップ、たんぽぽ、水仙すいせん、ふきなどがあります。

　木き々ぎの中なかにも、春はるになると、花はなを咲さかせるものがあります。

　春はるになると、花はなを咲さかせる木きには、梅うめ、桃もも、桜さくらなどたくさんあります。

　蝶々ちょうちょなどの虫むしの活動かつどうも活発かっぱつになります。