れい
中秋の名月は、きれいですね。
今日、令和4年(2022年)9月10日のお月さまは、「中秋の名月」です。
中秋の名月とは、昔、使っていた旧暦(太陰太陽暦)の8月15日の夜の月のことです。
中秋の名月は、多くの場合、満月になります。多くの場合ということは、満月でないこともあるからです。
今年は満月になる「中秋の名月」ですが、2024年は、中秋の名月が9月17日、満月が9月18日と日付がずれます。
中秋の名月と、満月がずれることがあるのは、次の2つの理由からです。
1つは、中秋の名月は、太陰太陽暦の日付(新月からの日数)で決まりますが、満月は、太陽と地球と月の位置関係で決まるからです。
2つめは、月が地球の周りを回る公転軌道が楕円形であり、新月から満月までにかかる日数が、13.9日から15.6日と大きく変化するからです。
一年のうち、満月になるのは、12回か13回です。今年は、12回あります。
秋のこの時期は天候が比較的安定していて、大気が澄み、月を鑑賞するのに適当な季節なので、年中行事としてのお月見の習慣が定着したようです。
日本では9世紀の末ごろに、この夜の月を愛でる習慣が始まったといわれています。
今から千年以上も前から日本では、月を見て楽しむ習慣がありました。
お月見のお供えのものといえば、すすきと月見団子が有名ですが、中秋の名月に芋を供える風習もあります。
このため、中秋の名月のことを「芋名月」と呼ぶこともあります。
月にうさぎが住むことになったお話については、次のページに書いてあります。
月と兎にすすむ(このブログにあるページ)
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