かず
嗅覚について知りたいです。
五感は、人や動物などが、自分の外の世界を知るための感覚機能のことです。
普通、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の5つのことをさします。
嗅覚とは、鼻を通して、空気中にある臭いを知ることです。
よくガス臭いということがありますが、もともとガスには臭いはありません。
では、なぜガス臭いと感じるのでしょうか? それは、ガスに臭いがないと困るからです。
ガス漏れがあった場合、一酸化中毒になって死んだり、漏れたガスに火がついて爆発したりすることがあります。
ガスは、見えません。多くの場合、そこにガスがある音も聞こえません。ガスに触ることもできません。味を感じることもできません。ですから、ガスに臭いがないと、人は、ガス漏れに気づきません。
そこで、わざわざ、チオールという薬の臭いを付けて、ガス漏れに気づくようにしているのです。このように、臭いを感じることで、人は身を守ることができます。
人よりもずっと嗅覚の発達した動物に犬がいます。犬の嗅覚は、人の嗅覚の数千倍から数万倍といわれています。
この臭いを嗅ぐ能力は、臭いが含まれているものの種類によっても違います。
犬は、お酢などの「酢酸」の臭いなどは、人の1億倍まで知ることができると言われています。
犬は、この能力を使って警察犬や麻薬探知犬などとして活躍しています。
警察犬にすすむ 麻薬探知犬にすすむ(2つともこのブログにあるリンク)
人や犬は、いろいろな臭いを、鼻で理解するわけではありません。
臭いを理解するのは、頭の中にある「脳」の働きです。
他の感覚については、次のページを見てください。
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