れい
朱鷺という鳥を、知っていますか?
絶滅した生き物や絶滅しそうな生き物について書いています。
今回は、朱鷺についてです。
朱鷺は、昔、日本に普通にたくさんいる鳥でした。
しかし、日本では、一度全滅してしまいました。
その後、隣の中国から、朱鷺をゆずってもらい育てることに成功しました。
朱鷺は、学名を Nipponia nipponといいます。
学名というのは、世界共通の名前のことです。
例えば、犬は、英語では「dog」、韓国語では「개」というようにそれそれの国で別の名前をもっています。
しかし、その名前では、外国の人と話すとき、どの名前を使えばいいか迷ってしまいます。
そこで、動物や植物などの生き物などには、研究者や大学の先生などのために、学名という世界共通の名前を、つけることになっています。
朱鷺は、その学名が、Nipponia nipponとなっているぐらい、昔は、北海道から沖縄まで日本のいたるところで普通に見かけることのできる鳥でした。
朱鷺は、肉食の鳥です。どじょう、沢蟹、蛙、虫などを食べます。
開発が進み、田畑や森林が少なくなったことで、食べるものが少なくなったことが、朱鷺が、全滅した理由の一つです。
もう一つの理由は、朱鷺の美しい羽にありました。
朱鷺は、全身がほぼ白色の鳥です。
しかし、翼や尾羽などの裏側は、朱鷺色と呼ばれる独特の美しい色をしています。
朱鷺色というのは淡橙赤色とも呼ばれる色で、橙色と赤色を混ぜて薄くしたような色です。
この美しい羽を求めて数多くの猟師が、朱鷺を撃ち殺しました。
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