憲法記念日（けんぽうきねんび）

　5月ごがつ3日みっかは、憲法けんぽう記念きねん日びです。

　国民こくみんの祝日しゅくじつに関かんする法律ほうりつによりますと、「憲法けんぽう記念きねん日び」は、次つぎのように説明せつめいされています。

「日本にほん国こく憲法けんぽうの施行しこうを記念きねんし、国くにの成長せいちょうを期きする。」

　日本にほん国こく憲法けんぽうは、1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）11月3日に公布こうふされました。

　そして、6ろっか月げつ後ごの1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）5月ごがつ3日みっかに施行しこうされました。

　公布こうふというのは、広ひろく知しらせるということで、決きまった日本にほん国こく憲法けんぽうの内容ないようを国民こくみんに知しらせることです。

　施行しこうというのは、実際じっさいに行おこなうことで、日本にほん国こく憲法けんぽうに書かかれた内容ないようが、この日ひから実施じっしされるということです。

　5月ごがつ3日みっかから施行しこうされることになったので、5月ごがつ3日みっかが憲法けんぽう記念きねん日びになりました。

　日本にほん国こく憲法けんぽうには、たくさんの決きまりが書かかれています。

　その中なかで、重要じゅうようだと考かんがえられていることが３みっつあります。

　１ひとつめは、「国民こくみん主権しゅけん」です。

　日本にほん国こく憲法けんぽうの前文ぜんぶんに「国くにの政治せいじのあり方かたを決きめる力ちからは、わたしたち国民こくみんにある」と書かいてあります。

　国くにの政治せいじを決きめる権利けんりは国民こくみんにあります。

　2ふたつめは、「平和へいわ主義しゅぎ」です。

　日本にほん国こく憲法けんぽうの第だい9条じょうには、「戦争せんそうの放棄ほうき」と「陸海空軍りくかいくうぐんその他たの戦力せんりょくを持もたない」ことが、書かかれています。

　太平洋戦争たいへいようせんそうで、日本にほんは、国くにの内外ないがいのたくさんの人ひとを死しなせたり苦くるしませたりしました。

　その反省はんせいから、このことが決きまりました。

　３みっつめは、「基本きほん的てき人権じんけんの尊重そんちょう」です。

　日本にほん国こく憲法けんぽうの第だい11条じょうには、「基本きほん的てき人権じんけんの権利けんりは、侵おかすことのできない永久えいきゅうの権利けんり」であると書かかれています。

　世界せかいの全すべての国くにが、このような、すばらしい憲法けんぽうをもっているわけではありません。

　憲法けんぽうを大切たいせつにしたいですね。