「世界でいちばんやかましい音」という5年生の教科書にのっている物語の簡単なあらすじを書いてみました。4年生の教科書にのっていることもあります。
学習の参考になればうれしいです。この物語を書いた人は、ベンジャミン・エルキンさんさんです。
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ずいぶん昔、ガヤガヤという世界でいちばんやかましいところがありました。
町の人々は、自分たちでもやかましい音を立て、そのことを自まんしていていました。
中でもギャオギャオという王子様は、とりわけやかましかったのです。
王子様の誕生日が近づき、王様はおくり物には何がいいかたずねました。
王子様は、「世界でいちばんやかましい音が聞きたい」と望みました。
王子様の誕生日にむけて全世界でいっせいにさけぶ計画がつくられました。
王子様に「ギャオギャオ王子、お誕生日おめでとう」とさけぶことになりました。
ある日、一人のおくさんが、だんなさんに、自分も世界でいちばんやかましい音を聞きたいという願いを話しました。
その願いは、少しずつ世界の人に広まっていきました。
みんなは、自分だけ声を出さないで、世界でいちばんやかましい音を聞きたいと思いました。
王子様の誕生日がやってきました。
世界の何億という人が、世界でいちばんやかましい音を聞くために耳をすましました。
その結果、全くのちんもくがおとずれました。
みんなは、自分だけと思って声を出さなかったので、王子様に悪いことをしたと反省しました。
では、王子様はどう思ったのでしょうか?
王子様は、生まれて初めて、小鳥の歌、木の葉が風にそよぐ音、小川を流れる水の音を聞き、とてもよろびました。
王子様は、静けさと落ち着きを知り、それがすっかり気に入りました。
それから、ガヤガヤの国は、世界でいちばん静かな町になりました。
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