塞翁が馬(さいおうがうま)

ことば
れい
れい

塞翁さいおううまということわざがあります。

 ことわざは、人々ひとびと言葉ことばあらわしたもので、むかしからおおくのひとによってつたえられてきたものです。

さんにんよれば もんじゅの ちえ という ことわざの イラスト

 ことわざのなかには、むかしごとをもとにつくられたものがあります。そのようなことわざのことをせいといいます。

 「塞翁さいおううま」は、「人間にんげんばん塞翁さいおううま」といわれることもあるせいのことわざです。

 は、「人間にんげん運命うんめいは、なに幸運こううんになるのか、こうになるのか、簡単かんたんにはわからないということ」です。

 むかし中国ちゅうごくうらないのとく老人ろうじんんでいました。あるとき老人ろうじんっていたうまげてしまいました。みんなは同情どうじょうしますが、老人ろうじんは、「これは幸運こううんおとずれるまえれだよ。」といました。老人ろうじんったとおり、げたうま立派りっぱうまれてもどりました。みんながよろこんでいると、老人ろうじんは、「これはこうきざしだ。」といました。実際じっさい、しばらくすると、老人ろうじんむすは、そのうまからちてあしほねってしまいました。みんなが同情どうじょうすると、老人ろうじんは、「これは幸運こううんまえれだよ。」といました。老人ろうじんのいうとおり、老人ろうじんむすは、けがをしたので、戦争せんそうかなくてすみました。

うまと こっせつした おとこの ひと

 このように、人生じんせいでは、一見悪いっけんわるいことがよいことにつながり、ぎゃくによさそうなことがよくないことにつながっていくということがあります。

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