れい
世界の月見について知りたいです。
令和4年(2022年)9月10日は、「中秋の名月」でした。
日本の各地で、きれいな満月を見ることができました。
この時期は、日本の各地で、月見をする習慣があります。
日本で月見をするようになったのは、今から千年以上も前の9世紀の末ごろからです。
中国の習慣をまねた習慣です。
この時期は、天候が比較的安定していて、大気が澄み、月を鑑賞するのに適当な季節なので、年中行事としてのお月見の習慣が定着ようです。
中国では、「中秋節」として祝います。中秋節は祝日となっています。
中国では当日、月餅を食べながら月を見る習慣があります。
月餅というのは、お菓子の一種で、月の形に見立てた丸くて平らなもので、中に餡を入れたり、ナッツ等を入れたりします。親しい人にこの月餅を送り、食べてもらう習慣もあります。
韓国では、中秋の名月の時期である旧歴の8月15日、を秋夕(韓国語で、추석)といい、この日とその前後の日の3日間が公休日(祝日)となります。
このため、学校や多くの会社や工場などが休みになります。
韓国では、秋夕の時期は、ソンピョン(韓国語で、송편)というお餅のお菓子を食べます。
故郷に帰る人も大勢います。そして、先祖の墓参りをしたり、先祖に感謝の気持ちを伝える料理を作ってお供えをしたりします。
ヨーロッパなどでは、日本のようなお月見のような習慣はないようです。
反対に、どちらかといえば、満月に対して、不吉な印象をもっています。
満月は、人の心を狂わせると信じている人もいます。
そのため、満月の日には、犯罪などが多発するといわれています。
満月を見て、狼男が人間から狼に変身するのも、このような考えがあるからだそうです。
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