れい
物語を書くときは、会話文を工夫することも大切ですね。
お話を実際に書き出すときに注意することがいくつかあります。それを今回は書いていきます。
会話文をたくさん取り入れて書くとよいでしょう。
登場人物の人柄や性格などは会話に表れることが多いです。女の子と男の子で言い方は違うでしょうし、子どもと大人でも言い方は違います。その人らしい会話の言い方を書くだけで、お話はいきいきしてきます。
会話文を書くときには、会話文の横に書く「・・・と言いました」の「・・・」の部分を工夫して書くとよいでしょう。「大きな声で」「ささやくように」「歌うように」「ぽつりと」などをつけ加えるだけで、会話の様子がよくわかるようになります。
次に書くことは、今回取り上げている3回同じようなことが繰り返されるお話にしか使えませんが、同じような会話文や同じような表現を書くようにするとよいでしょう。
例えば、桃太郎のお話だと、「桃太郎さん、お腰につけたきびだんごを、一つ私にくださいな。」という台詞を犬にも猿にも雉にも言わせるようにします。
まったく同じにしてもいいですし、「私」の部分だけを、「わて」「ぼく」「あたくし」などと変えてみたり、文末の部分を「くださいわん」「くれうっきぃー」「くださいませ」などと変えてみたりすると、その動物らしい言い方をなることもあると思います。
同じような書き方をすると、読んだ人はきっと次にこう言うだろうと、予想できて楽しいですし、書く方は同じようなことを書くといいのであれこれ考えずにすみ、便利です。
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