春になりました。雨が降ったり、暖かくなったり、寒くなったりと、はっきりしない日が続いています。
そんな中でも、校庭や公園には、様々な花が咲いています。いろいろな色のチューリップ、黄色い菜の花、白いラッパ水仙など、様々な色と形のきれいな花が、たくさん咲いています。
今回は、その中で、菜の花について書きます。
菜の花は、菜種や油菜ということもあります。
「あぶらな」という名の通り、この花からは、油が取れるのです。
どこから油が取れるかというと、種からです。この花は、たくさんの小さな花が咲きます。
そのたくさんの花からたくさんの小さな種ができます。
その種を乾かして、専門の機械などでつぶすと、油が取れます。
江戸時代などは、今のように電気や電灯がありませんでしたから、この油菜から取れた油に火をつけて、部屋の灯りとして使っていました。
その他、菜の花から取れた油は、食用油として天ぷら用の油などに使うこともあります。
最近は、車やバスなどを走らせるのに使うこともあります。
油を取った後の、油菜の残りは、油粕といって、よい肥料になります。
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