ピーター・ラビットを知っていますか?
ピーター・ラビットというのは、イギリスの絵本作家のビクトリクス・ポターさんが生み出した「ピーター・ラビットのお話」という絵本に出てくるうさぎの主人公です。
昔のイギリスでは、ある程度裕福な家庭の子どもは学校に行かないで、家庭教師から教育を受けることがよくありました。
裕福な家庭で育ったビクトリクスさんも、学校に通わないで、アニー・カーターさんという家庭教師からいろいろなことを学びました。
ビクトリクスさんは、幼いころから絵を描くことを好きで、たくさんの多くの絵を描いていました。さまざまな動物をペットとして飼うことも好きでした。
ビクトリクスさんは、大人になってからも、結婚して名前の変わった、元家庭教師のアニー・ムーアさんと仲よくしていました。
ビクトリクスさんは、アニーさんの子どもたちとも仲よくしていて、時々、アニーさんの子どもたちに、絵手紙をかくことがあリました。
ある時、アニーさんの5才の息子のノエル君が病気になりました。
ビクトリクスさんは、お見舞いの代わりに、ノエル君に4匹のうさぎの出てくるお話を作って、うさぎの絵も添えて、絵手紙を送りました。
それが、世界的に有名になったピーター・ラビットが生まれるきっかけになりました。
絵手紙を送ったのは、今から100年以上前の1893年9月4日です。
その後、ビクトリクスさんは、ノエル君から絵手紙を借りました。
そして、その絵手紙をもとに「ピーター・ラビットとマクレガーさんの畑」という作品を作り、出版社に送りましたが、原稿は送り返されてしまいました。
そこで、1901年12月16日に、ビクトリクスさんは、自分で、「ピーター・ラビットのおはなし」を250部印刷し、友だちや家族に配りました。
現在、ピーター・ラビット・シリーズの本の発行部数は、全世界で2億5千万部を超えています。
100年以上の月日を越えて、発行部数は、最初の250部の百万倍の発行部数になっています。
ピーターラビットのお話(1)にすすむ(このブログの中にあるページ)
2022年7月2日から9月4日まで、大阪のハルカス美術館で「ピーターラビット展」をしていました。2023年3月31日までは、オンラインショップがひらかれています。
ピーターラビット展のホームページにすすむ(外にあるリンク)
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