聴覚（ちょうかく）

れい

聴ちょう覚かくについて知しりたいです。

五ご感かんは、人ひとや動物どうぶつなどが、自じ分ぶんの外そとの世せ界かいを知しるための感覚かんかく機き能のうのことです。

普ふ通つう、視し覚かく、聴ちょう覚かく、触しょっ覚かく、味み覚かく、嗅きゅう覚かくの５いつつのことをさします。

聴ちょう覚かくは、人ひとや動物どうぶつが耳みみを通とおして音おとや声こえを聞きき、外そとの世せ界かいを知しることです。

声こえや音おとには、それぞれ特徴とくちょうがありますので、目めを閉とじていても、耳みみをそばだてていると、そこに誰だれがいるのか、そこに何なにがあるのか、わかることがあります。

聴ちょう覚かくは、人ひとがよく使つかっている感覚かんかく機き能のうの１ひとつです。

学校がっこうで、学習がくしゅうをする際さいには、先生せんせいや友ともだちの話はなしを聞きくことが多いですが、しっかり聞きかないと、相手あいてが何なにを言いっているかわからないことになります。

一度いちど、テレビを見みている時ときに、目めを閉とじて、耳みみだけで聞きいてみましょう。耳みみだけでも楽たのしめると思おもいます。

目めと同おなじように、人ひとは、耳みみで聞きいたことを、耳みみで理り解かいしているわけではありません。

耳みみは、あくまでも、音おとや声こえを聞きく機き能のうです。

後うしろから話はなしかけられた時ときに、誰だれから話はなしかけられたのか理り解かいするのは、頭あたまの中なかにある「脳のう」の働はたらきです。

手てをたたく音おとと、車くるまのクラクションの音おとを聞きき分わけるのも脳のうの働はたらきですし、クラクションの音おとを聞きいて危き険けんだから止とまると判断はんだんするのも脳のうの働はたらきです。

人ひとの耳みみは、音おとを録音ろくおんするICアイシーレコーダーなどの機き器きとは、違ちがった聞きき方かたができます。

もし、人ひとがたくさんいる中なかで、ICアイシーレコーダーを使つかって録音ろくおんすると、人ひとの話はなし声こえは全すべて同おなじように録音ろくおんされてしまいます。

後あとから聞きいても、声こえが重かさなって、誰だれが何なにを言いっているのかわかりません。

しかし、直接ちょくせつ聞きく場ば合あいには、人ひとの耳みみは、誰だれかの話はなし声こえだけに注意ちゅういして、他ほかの人ひとの声こえと区く別べつして聞きき分わけることができます。

少すこし離はなれた人ひとの声こえでも、他ほかの人ひとの声こえと区く別べつして、その声こえだけを聞きくことができます。

それも人ひとの脳のうがしていることです。

他たの感覚かんかくについては、次つぎのページを見みてください。